2009年10月30日金曜日

ネパール人学生スタディーツアー・リポート5日目

先ず4日目までを振り返ってみたい。
カトマンズの日本語アカデミーセンターで、2009年8月22日(土)~9月26日(土)までの毎土曜日、09:00~11:00。全6回の「簡単な日本語の勉強」「日本の習慣について」「飛行場で注意すること」「日本国内で注意すること」、等の事前研修を受け、帰国後の報告書作成に関する役割分担を決め、9月30日に新聞記者1名を含む27人の一行は シンガポール航空でカトマンズ空港を出発(出国)、10月01日に東京成田空港07:50着で日本の土を踏んだ。
日本での第1日目は、専用バスで東京見学をしながら首都高速から東名高速へと乗り継ぎ秦野市へ、秦野市表丹沢青少年センターに投宿、日本での約2週間の研修体験生活が始まった。
第2日目の10月02日、生憎(あいにく)の久し振りの大型台風の中であったが、箱根国立公園で7つの乗り物体験とその比較研究、更に箱根大涌谷では、強風と横殴りの大雨でびしょ濡れになりながら火山での体験学習をした。
第3日目の10月03日にはアイウエオサークルが約3ヘクタールに渡る里山保存をしていることと絡めたシジュウカラ用の巣箱作りとその巣箱掛けを体験学習した。
第4日目の10月04日には秦野市内の農業集落地区でのさつまいも堀を通した農業体験と、秦野市の古墳ミュージアムで秦野市域での3000年前の生活と技術について勉強をした。
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今日は第5日目の10月05日(月)のリポートだ。
不二家の菓子工場視察と秦野市堀西小学校、秦野市北中学校、秦野市北幼稚園を訪問。
参加者=ネパール人ツアー一行27人、杉本、宮本、大野、水澤、出島、吉井、の合計33人
目的=①昨日のさつまいも堀を通した農業体験に絡めた農産品加工の観点からの菓子工場視察
②ネパールの生徒から見た日本の中学校の運営と幼稚園の運営について視察
●天気は快晴、バスはきっかり10:00.不二家秦野工場に到着。工場内の制服に着替えた工場長以下10数人の従業員達が素晴らしい笑顔で出迎えてくれた。
2階の会議室に入り、工場長自らの説明をいただき、工場提供の制服(帽子から靴まで全一式)に着替え、工場内へ。バイ菌や埃(ほこり)等の一切を工場内へ持ち込まないための掃除機の筒のような物での吸い取りから始まって、更になお強風での髪の毛や埃等の振り落としや、手洗いに、消毒液での殺菌等と5段階の処理を済ませやっと工場内へ、その厳格な衛生対策に学生達は驚きと共に大きな興味を持ったようだ。工場内では、原料からの製造過程と完成品のパッケージ過程、不良品のチェック等にその機械化や過程のプロセスにアイディア、原料注入から完成するまでの流れに驚いていた。
会議室に戻り、制服を脱ぎ、質疑応答に入った。工場長は東京での会議に出発した後なので、副工場長が答えてくれたが、生徒達の質問が多岐に渡り、専門的なことも多かったため応答に詰まったり、職員達と相談しながら四苦八苦しながら答えていた。
「徹底してバイ菌やゴミ、埃等を工場内に持ち込まないということは法律で決められているのですか?」
「機械は日本製ですか?」ドイツ製との答えに、「どうして日本製ではないのですか?」
「この工場で作られている菓子類の原料は全部日本製ですか?」
「原料で農産品以外のものは使われていますか?」
「不二家はネパールで聞いたことがありませんが、ネパールにもありますか?」
「ネパールに工場を造る考えはありますか?」
「不二家のチョコレートで一番おいしいのはどれですか?」
「不二家の名前は人の名前ですか?」
「どうしてペコちゃんは生まれたのですか?」
「ペコちゃんには家族はいるのですか?」
「ペコちゃんの物語はありますか?」
●今日は秦野市内の小学校が昨日の雨で今日に延期となった運動会日和(びより)、急遽宮本リーダーのアイディアでと手配で秦野市立堀西小学校を訪問、昼過ぎの6年生全員参加の鼓笛隊演奏会に間に合い、本部席で見学させて貰った。運動場を所狭しと展開する100人の鼓笛隊に圧倒されたネパールの学生達は誰も口数無く真剣な顔で見入っていた。
「どの位の期間、練習しましたか?」
「練習はいつするのですか?」
「鼓笛隊は他の小学校にもありますか?」
●秦野市立北中学校生徒会との交流訪問。
学校長と教頭先生の見守る中、生徒会の役員8名が出席、学校長より歓迎のあいさつに続いて、生徒会長から学校の規模や特徴の説明を頂き、更に生徒会の目的に組織、現在取り組んでいる事業などの説明を受けた。
「生徒会の運営には先生は参加しないのですか?」
「空き缶収集をしているということですが、生徒会だけでやっているのですか?」
「クラブは自主運営だと教えてもらいましたが、学校や先生が作ったクラブを運営するのですか、それとも自分達で作って運営するのですか?」
「生徒会長は誰がどうやって選ぶのですか?」
「選挙で生徒会長が選ばれると教えてもらいましたが、先生達も投票するのですか?」
「委員会は幾つあって、何人が参加していますか?」
「たくさんの委員会がありますが、その生徒達の勉強はどうなっていますか?」
「生徒会は、これからどんなことをしようとしていますか?」
生徒会長では手に余る質問が多かったようで、ちらちらと校長や教頭先生の顔を見ながら立ち往生する場面があり、度々(たびたび)と教頭先生が助け船を出していた。
質疑応答の後、体育館に移動、クラブ活動の様子を見学した。丁度、合掌コンクール参加のため3年2組の生徒達が「旅立ちの日に」の合唱練習をしていたが、自主活動と聞いて「本当に日本の学生達は自主活動をやっているんですね」と、驚き納得した様子だった。
●秦野市北幼稚園で園児達の運動会用に練習しているお遊戯、4歳児の「ミッキーマウスマーチ」、5歳児の「よさこいソーラン節」の二題を見せてもらった。
園児達の元気なミッキーマウスの踊りに、更にソーラン踊りに驚き、ツアーメンバー達は「デレイ・ラムロ」(凄い、素晴らしい等の意)を連発していた。
米山園長先生から、教えている先生は2人だけと聞いて、「たった二人ですか?」と驚いていた。
●センターに戻ったのが16:00.17:00までフリータイム。
夕食17:00~18:00.今日はビーフンに卵スープとおにぎり。
夕食賄いボランティアは小松、栗原、村上、増田の4人。
●翌日、昨日はネパールの学生達が23:30まで全員で勉強・振り返りをやったと聞き、ただ唸るだけ。注意しようとも思ったが、彼ら自身で決めてやっていること、黙って見ていようと思い「頑張っているな」とだけの一言の応答で済ました。        彦

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