10月02日、箱根国立公園へ
参加者=ネパール人学生5年生~9年生(日本の中学3年生)20人、その教師3人、その父兄2人、アイウエオサークル・カトマンズ事務所スタッフ1名、同行取材記者1名、日本人添乗2人、合計29人。
目的=7つの乗り物比較研究、ネパールの未来の乗り物について考える
①小田急普通電車・②箱根登山電車・③箱根ロープウエイ
④早雲山ケーブルカー・⑤箱根海賊船・⑥小田急箱根高速バス
⑦小田急ロマンスカー
●起床05:30.食事の準備・仕度06:00~、食事06:20~、後片付け06:40~
テーブルに椅子を揃える班と食事仕度の二班に分かれ、我とディニッシュ(カトマンズ事務所スタッフ)の二人の指示に従って、スーパーバイザーのマニッシュ(教師)とリーダーのサイマン(9年生)、サブリーダー(8年生)のアビセクを中心に、全員が真剣に軽快に進行、時間通り進んで行った。
食事は我を入れた28人全員が席について朝の軽い挨拶の後、全員唱和の「頂きます!」で始まり、朝食はマーガリンにジャム付き食パン、ヨーグルト、ゼリー、バナナ、ゆで卵、ジュース。
●秦野市表丹沢野外センター発07:00.
「お早う御座います、行ってきます!」
ネパール出発前の研修で覚えた日本語を、我々の支持なしでの全員で自然唱和。
●小田急渋沢駅まで吉井ボランティアにバスで送ってもらい、駅に入る。
降車時、大きい声での全員唱和の「有難う御座いました!」、少々照れ気味の運転手。
「エスカレーターは急いでいる人のために右端を空(あ)けて左端に乗るという考え方、他人のことまで考えることが出来る日本人の素晴らしい文化を体験しました」
●渋沢駅改札口近くで、2日間有効フリーパスを受取り一人ひとりが「有難う御座います!」
●改札口の通り方を教えてもらいホームへ。
「駅がどうなっているのか想像も付かなかったのでドキドキしていました」
「日本に来て驚いたのですが、外に人がいません。そしてベンディングマシーン(自動販売機)や自動改札機と機械化が完成していますが、働く人が足りないのですか?」
●小田原駅で降車、箱根湯本駅へ乗り継ぎ、駅二階の事務所内会議室で小田急箱根ホールディングの営業統括部チーフマネージャーの今井さんに箱根の乗り物についてレクチャーを受け、それぞれにシャーペン付きボールペンを記念に頂く。10:20.~11:30.
今井氏の挨拶と同時に「お願いします!」の元気な一斉(いっせい)唱和に、酷(ひど)く驚いて見せる今井氏。
「沢山の情報を頂き有難う御座いました。昨年は特に箱根ロープウエイが年間乗客数世界一でギネスに載ったと聞いて嬉しくなりました。でも2百万人を超える人数をどうやって数えたのですか?」
「海賊船はバーサ、ロワイヤル、ビクトリー、の3隻があって、そのモデルは全て軍艦だと知りましたが、この箱根国立公園は小田原から周遊するのに七つの異なる乗り物で20もの駅を乗り継ぎ、更に元箱根から箱根登山バスで25バス停を乗り継いで箱根湯本からロマンスカーに乗るというほどの広大で、温泉や別荘が多く、多くの国際会議が開かれる平和な観光地だと説明を受けましたが、何故観光船である海賊船のモデルが軍艦なのですか?」(7年生)
「シャーペン付きボールペンは始めて見ましたが、日本人は鉛筆も使うのですか? 日本は進んだ国ですからシャープペンシルは使わないと思っていました」(7年生)
「シャーペン付きボールペンは私にとってはとても便利な物です、貰うことができて嬉しいです。有難う御座いいました」(9年生)
●小田急電車(渋沢駅発08:00.)→箱根登山電車→箱根登山ケーブルカー→箱根ロープウエイ→箱根海賊船→箱根登山バス→小田急ロマンスカー(秦野駅着18:24.)と箱根周遊。
「スイッチバックで登っていく登山電車は山岳国家であるネパールにこそ欲しい交通機関です」(7年生)
「黒い牛は初めて見ました、みんなで写真を撮りたいのですがいいですか?」。彫刻の黒牛、大涌谷駅で。
「今日は台風で雨や風が非常に強いです。噴煙を見に行き地下から噴き上げる熱湯で茹でた黒卵を食べる予定でしたがどうしましょうか?」→「行きたい! 台風も経験です。連れていって下さい」(6年生)
「火山が生きていると言いましたが、いつ爆発するか判りますか?」(6年生)
「日本にはこのように生きている火山は沢山あるのですか?」(9年生)
「変わった強い臭いがしましたが、何故火山は臭うのですか?」(5年生)
「地下から噴出する噴煙は猛毒だと教えてくれましたが、その同じ地下から吹き出ている熱湯で卵を茹でても食べられるのですか? 何か食べられるように特別なことでもしているのですか?」(9年生)
「この黒卵は何の卵ですか?」(5年生)
「私達の歩いた所は店だけで家がありませんでしたが、個人の土地ですか?政府の土地ですか?」(6年生)
「強い風と横から吹き付けてくる雨で傘はつぶれ、びしょ濡れになりました。まるで映画の中にいるようで始めての台風の体験をしました。秦野では雨が普通に降っているだけでしたがなぜここではこんなに雨や風が暴れる様にひどいのでしょうか?」
「このつぶれた傘を捨てる所はありますか?」
●桃源台駅のヴューレストランで昼食、
ベジタリアン3人は野菜カツセット、残り全員がチキン照り焼きセット。美味しかったのか殆どが残さないで食べてくれた。
●台風の影響で最終便となった海賊船に乗船15:30.
雨が非常に強く、特に雲や霧足が早く目の前が何も見えなくなったと思うのもつかの間、一気に視界が開け驚かされる。このレストランからは停留している海賊船が見え隠れし、その出航のタイミングを窺(うかが)っている様子が、別世界にいると勘違いさせられる。
「楽しかったけど、説明で見えると言われた富士山やその他の景色が大雨や霧で全く見ることができなくてとても残念でした」(9年生)
「この芦ノ湖は凄く大きいのですが、湖ですか、それとも海ですか?」(6年生)
「湖が海のように大きかったことと、台風の強い風が吹いていたので飛ばされたり転覆するのではないかと思い、とても怖かった」(9年生)
「海賊船だったので本当の海賊が来たと思い恐ろしかったですが、偽者でほっとしました。彼が戻って来て写真代が千円だと言われ驚きました。写真屋が変装して船の中で撮って売るやり方は上手な面白いやり方です」(6年生)
「この湖では沢山の船が走っていますが、造船所が無いようですが、この船はどこで作ったのですか?」
●箱根登山バスで箱根湯本駅まで行き、ロマンスカーに乗車。
「帰りのバスでは、助手がいなくても運転手一人で頑張っていましたが、しっかりした運転手でした」(5年生)
「バス停に着く前に、運転手が放送で知らせていたのは親切で良かったです」(5年生)
「助手がいないのに運転手独りで十分でした。扉も一人で開け閉めでき、降りる人はボタンで知らせ、ディスプレイで運賃を知らせ、自動支払機でそれぞれが支払う。日本の交通システムは完璧です」(9年生)
「あのようなバスをネパールで使用すると助手が要らなくなりますから問題があります。しかし機械を入れれば人が要らなくなるのは当然で、それは前へ進むことですから、一人のことで止(や)めるのは可笑(おか)しなこと、ネパールも前に進むべきです」(7年生)
「ネパールではあのようなバスはストライキで導入できないでしょう、だから観光客用から始めたらどうですか?」(5年生)
「ロマンスカーに乗るのに何故別の切符をくれたのですか?フリーパスではなかったのですか?」(5年生)
18:24.小田急秦野駅到着。吉井ドライバーが迎えのバスを廃車、待っていてくれる。
乗車時、「有難う御座います!」の一斉唱和。
18:50.秦野市表丹沢野外センター、ポーチに入る。
19:00.夕食、野菜コロッケセット。
彦
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