朝6時14分、御殿場線東山北駅発。
昨日の夜と同じように今朝も5月と間違えるような生微温(ぬる)い風が荒く吹いていた。テレビやラジオを見たり聴いたりしないので、新聞だけに頼っている我には何故こんなに暖かいのか分からないが,今日は寒いつもりで家を出た。
隣の松田駅で降りて、小田急線に乗り換え、東京のネパール大使館を目指す。
取り敢えず、新松田駅から代々木上原まで行き、そこで当てずっぽうで降り、再度千代田線に乗り換え表参道で降りた。
これが物凄い混みようで、乗ることに迷ったために最後に成ってしまったがそれを速くしろと言わんばかりに駅員に促され、有無を言わさない強引さで押し込まれながら飛び乗らされた。忘れていたラッシュアワー。
更に何人かが駆け込みで背中を向けて乗り込んでくる。後ろに女性がいる。前から押されているのだが結局自分が背中で押し込む形に。右手には紙袋の荷物があり、破らずに自分の方に引き寄せるのに気を使う。
隣には背の低いリタイア間近の白髪の男性がポマードを臭わせている。斜め後ろには30代だろう背の高い男性が微温(ぬるま)湯い鼻息を我の頭に吹き掛けてくる。嫌な臭いだ。更に前に女性が乗り込んで背中で押し込んでくる。この女性はどうしてこんなに混んでいる電車に乗り込んでくるのか?触ったの触られたのとしょっちゅう事件に成っているのに。我は荷物を持たない左手を上げ、ブレザーの右襟を掴む形で他人に触れないよう気を使った。電車が走り出せば左に揺れ、ブレーキを掛ければ右に揺れ、もう電車の揺れと人混みの揺れに任せたが、その踏ん張る足が後で痛くはならないかと心配になる。後悔先に立たずだった。
表参道駅で下車して駅員に聞いた。「等々力駅に行きたいんだけど」、駅員は少し考えたが良く分からない様子で上の事務所へ来てくれとさっさと先頭に立ち歩き出した。事務所で同僚に聞き、「3番線で二子玉川、そこで大井町線に乗り換え、全部東急線だから」と手短に、分かったかという雰囲気で教えてくれた。忙しそうだったが、それで十分。言葉少ないが経験は豊富で嫌味も無く、さっさと済ますその手際の良い仕事がスマートに感じられた。
等々力駅は何も無く道端の小さな駅、駅舎を出ると早速タクシーを拾い、ネパール大使館へ。
大使館オープンの9時5分前に到着。家を出てからひょいひょいと上手く乗継ができて約3時間掛かった。
偶(たま)にしか行かない東京、それでもアイウエオサークルが国際支援活動を続けるには県央の横浜や東京は大事で、外務省や郵貯機構、日本財団、その他補助団体、ネパール大使館と、横浜では県庁を始としてその関連施設へと、時々に行かなければならない所は10ヶ所以上だ。
アイウエオサークルが中央にある関係機関との仕事をしようとしたら、たった1時間前後の話し合いや打合せで、諸に昼間の8時間位が潰れる計算だ。我は3つの県に跨(またが)る神奈川県のチベットと言われる山北町に住み、丹沢山塊の麓にある秦野市という田舎に事務所を持ったアイウエオサークルはこういう点で不利、かといってやはり最後は人間関係、出掛け無いでの仕事では果(はか)が行か無い。
帰りは大井町線の自由が丘駅から横浜へ出て、相鉄線で海老名駅、小田急線でアイウエオサークルの事務所に一番近い渋沢駅へ出た。
交通費は2,000.円で足りない。最近は貰えるように成ったが、それでも何時も出掛ける時は複雑な話や、アイデアを必要とする話が多く、話題に上りそうな菓子類の手土産を持っていく。これは手弁当だ。来月は当初予算の編成時期、ポスト杉本を考えると、後に遺恨を残さないためにもこれも交際費として考えないといけない問題だ。
今日は、来年5月の、ゴールデンウイーク時のアイウエオサークルの大ネパール展の関係でネパール大使館を訪問した。
いよいよ来年の大ネパール展に向かって動き出した。
計画は成った。理事会のOKは取った。会場は押さえた。ネパールからの招致者の同意は取った。ネパール大使館との綿密な打合せが始まった。後は予算がどの位確保できるか? 人員配置はどうか?広報はどうか?この3点だ。
一人でも多くの人々に協力して欲しい。 彦
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